この度、本田邦子(ほんだ くにこ)様より長崎市に、家具や西洋陶器など21件の貴重な資料をご寄贈いただきました。
今年二月に資料のご寄贈を頂いておりましたが、昨今の社会情勢などの影響を受け、なかなか改まってお礼を申し上げる機会に恵まれておりませんでしたが、現在開催しております、出島特集展示「出島が海に開くとき」内で寄贈資料の一部を展示をさせていただいております。
1636年に出島が完成し、長崎は西洋に唯一開いた窓口として、江戸時代を通じて大きな役割を果たしました。西洋の様々な文物や情報が出島を通してもたらされ、その中には西洋陶器も含まれていました。出島での発掘調査では、様々な時代や国の西洋陶器が出土しており、日本と西洋との関係性やつながりの濃密さを今の私たちに教えてくれます。
施設の魅力の向上に大きくご貢献いただきましたことに、心より感謝申し上げます。