出島復元の裏話

洋風の手すりは、ちょっと和風?!
出島のオランダ人のなかには、費用を自分で負担して建物を改装する人もいました。特に商館長に次ぐ地位のヘトルともなると、改装にも熱が入り、窓にはガラスを入れたり、洋風の手すりをつけたり。しかし、この手すりをつくるのは長崎の大工さん。見よう見まねでできた手すりは、本来の円筒形とは異なり、板状の不思議な形。もちろん緑色のペンキはオランダ人が持ち込んだものですが、なんとも興味深い和洋折衷のお話です。

ブロムホフの出島模型、さまざまな調査をもとに建物を復元!
建物の復元には、商館長ヤン・コック・ブロムホフの出島模型が貴重な参考資料としてつかわれています。この模型の縮尺は平面で約30分の1。屋根の瓦、外壁の板やしっくい、開口部のドアや障子などのほか、間取りなども詳しく表現されていますが、高さ方向が約2倍に強調されているため、建物の細部についてはさまざまな調査を実施。長崎にのこる幕末から明治時代の町屋をはじめ、グラバー邸、料亭花月、旧英国領事館職員住宅などを参考にしながら復元に取り組んでいます。