出島復元整備事業

【筆者蘭人部屋】

筆者蘭人(ひっしゃらんじん)とは、オランダ商館員のことで、筆者蘭人部屋は彼らの住まい兼倉庫として利用されました。

1階が倉庫で、2階は4つの空間に区切られそれぞれ居住していました。

外観は忠実に復元していますが、内部については詳細がわかっていないため、出島が貿易や文化交流を通じて世界や日本各地とつながっていた様子をわかりやすく紹介する展示コーナーとして活用しています。

1階はグラスビジョンと呼ばれる大きな映像で世界と出島の関係を紹介しています。
また、壁一面の大きな世界地図で関係のある国や都市の位置を確認することができます。

オランダ船模型

2階は出島の模型やプロジェクションマッピングを使った映像で、出島と日本の関係を紹介しています。
壁の日本地図で、それぞれの地域を探すことができます。

オランダ商館長カピタンの江戸参府の様子をミニチュアで再現

出島が果たしてきた全体の役割をイメージしてそれぞれの復元建物を楽しむのもおすすめです。
次回は、筆者蘭人部屋から2階でつながっている十六番蔵をご紹介します。 (12月22日更新)

 

【出島復元建物6棟完成】

平成28年10月19日、第Ⅲ期復元整備事業として新たに6棟の復元建物が完成しました。
当日はオープニングセレモニーを開催し、国内はもちろん、海外はオランダ、ドイツ、韓国から多くのゲストの皆様にご出席いただきました。

~6棟前でのテープカットの様子~

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また、セレモニーの中で、オランダの花球根生産者Frans Langelaanさんによる新種のユリの命名式も行われました。その名も『ローズリリー出島』。

美しい姿と香りでオープニングセレモニーが一段と華やかになりました。

 

この度復元されたのは、

1.組頭部屋
2.銅蔵
3.乙名詰所
4.十四番蔵
5.筆者蘭人部屋
6.十六番蔵

以上の6棟になります。次回はこれらの建物を詳しく紹介していきます。

(12月9日更新)

 

 

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建造物復元6棟】 平成28年7月8日

6棟の姿が現れました。

奥の方のカピタン部屋へと続く鎖国期の出島の町並みは圧巻です。

まだまだこれから内装や展示工事、そして外構工事等を経て10月後半のオープニングの予定ですが、今から完成が待ち遠しいですね。

 

建造物復元6棟】 平成28年7月2日  作成者: 柳沢 礼子

復元工事現場から報告です。

先月の3棟の仮設解体に引き続き、金曜日から残る3棟の仮設の解体が始まりました。
来週金曜日ごろまでには銅蔵ほか2棟の外観が徐々に見えてくる予定です。
ようやく姿を現す出島西側のまちなみ。完成までご期待ください。

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建造物復元6棟】 平成27年8月

復元工事現場から報告です。

台風15号が通過し今日26日から、筆者蘭人部屋の建て方が始まりました。
今週中には1階部分の骨組みが見えてきそうです。

隣の十四番蔵では土壁の下地のえつり掻きが進んでいます。
丸竹と藁で作る、伝統的な土壁の工法ですが、構造上柱には穴を開けられないため、工夫が必要です。
29日土曜には壁土をつけはじめる予定です。

今週から来週にかけて出島にお立ち寄りの際は、仮囲いの間から工事現場を眺めてみてください。

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【復元整備計画見直しの報告書】

平成26年2月13日、長崎市出島史跡整備審議会(整備計画見直し小委員会)から史跡「出島和蘭商館跡」復元整備計画見直し報告書が提出されました。

これは平成28年2016年に6棟の復元建物と表門橋の架橋を完成させるための準備が概ね整ったため、さらにその先の長期計画の進め方を中心に現行の計画の見直しを行っていただいたものです。

その概要は、これまでの長期計画では具体的な手法や目標年度などは示されていませんでしたが、具体的な手法として出島の周囲を先ず国指定史跡として指定を受けることをめざすことと、出島の築造から400年になる2036年を目標に、周辺部の国指定史跡の指定と更には特別史跡の指定を経て史跡の公有化を進め、事業着手から100年が経過する2050年を目標に事業を完成させるというものです。

現在の事業は1951年の事業開始から既に60年以上が経過していますがこれまで扇形の部分の用地の公有化だけでも50年の歳月が必要でした。報告書にもあるように、今、私たちの世代ができることをしっかり取り組み、次の世代へと託し、その成果を未来の子供たちが享受し、そして平和な世界都市の実現に貢献できる事業になるよう取り組んでまいります。

早速、3月以降6回シリーズで計画しているシンポジウム等を通して市民、国民の皆様と情報を共有しながら、2050年を目指して、出島復元100年プロジェクトを推進してまいります。

出島復元整備事業に伴う保存管理計画策定費(提出-資料3)

【見直し検討委員会報告書】(20140213)