「出島表門橋」の土木学会「田中賞(作品部門)」の受賞について

このたび出島表門橋が、公益社団法人土木学会の田中賞(作品部門)を受賞しました。
長崎市が管理している橋(2m以上)は、約900橋程度ありますが、初の受賞となります。
田中賞とは、土木学会の選考により、橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して授与されている学会賞で、「研究業績部門」、「論文部門」、「作品部門」の3部門からなり、橋の世界では最も権威のある賞と言われています。
なお、表彰は、6月8日開催の平成30年度土木学会定時総会において、行われることになっております。
作品部門では、創設された昭和41年度から平成28年度までに延べ250橋が受賞しており、女神大橋のような大きな橋が受賞することが多いなか、出島表門橋は長さ38.5mの歩道橋での受賞となりました。

●出島表門橋の概要
企業者: 長崎市
設計者:
[上部構造] (株)ネイ&パートナーズジャパン、Ney&PartnersBXL
[下部構造] (株)ネイ&パートナーズジャパン、(株)オリエンタルコンサルタンツ

施工者:
[上部構造] (株)大島造船所、久保工業(株)
[下部構造] (株)三基

所在地: 長崎県長崎市出島町

構造形式:
[上部構造] 2径間鋼連続版桁橋
[下部構造] カウンターウェイト型杭基礎

橋長: 38.5m

供用開始日:平成29年11月24日

長崎県内の橋梁で受賞したのは、過去に6件ありますが、長崎市内では「日見夢大橋」「女神大橋」に次いで3番目の受賞となります。

●田中賞の趣旨と由来
故 田中 豊博士は、関東大震災後の首都の復興に際し、帝都復興院初代橋梁課長として隅田川にかかる永代橋、清洲橋など東京の象徴として一般にもなじみの深い数々の名橋を生み出されたことで現在でもよく知られています。先生は当時の橋梁・構造工学会の権威者であり、あげられた業績は文字どおり日本の橋梁界、鋼構造界の育ての親と呼ばれるにふさわしいものでした。
先生のご逝去後、ご遺族から斯界振興の一助にと、土木学会に基金のご寄付がなされました。 一方、有志の間には博士の功績をしのび、これを記念する事業を企ててはとの申し出があり、 昭和40年、「田中豊博士記念事業会」が発足しました。その結果、数多くの個人、団体よりご寄付が寄せられ基金がつくられました。同記念事業会はこれを土木学会に寄付し、学会では記念事業として、橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して毎年「土木学会田中賞」を授与することとなりました。すなわち、昭和41年度より土木学会賞の一つとして田中賞が発足したのです。以来約半世紀を経過し、多くのご厚志、斯界各方面の御援助御協力を得ながら、極めて名誉ある賞としての評価が定着し、橋梁技術のさらなる発展に大きく貢献してきました。

※土木学会のホームページから引用 ⇒http://committees.jsce.or.jp/tanaka_sho/node/3